ドコモ・au・ソフトバンクで販売されたiPhoneを使って格安SIMに乗り換えるメリット・方法・手順とおすすめの格安SIMを紹介します。
もうすぐ、2016年9月に発売されたiPhone7・7 Plusをキャリアで購入した人の2年縛り・分割支払が終わるので、iPhone7・7 Plusをそのまま使って格安SIMに乗り換える人が多いです。
格安SIMへの乗り換え手順はすごく簡単なので参考にしてください。
キャリア版 iPhoneで格安SIMに乗り換えるメリット
キャリア版のiPhoneはSIMロック解除すればどこの格安SIMでも使えるので、Androidスマホのように適合する周波数を考えなくていいのでシンプルで分かりやすいです。
今のiPhoneに画面が割れてるとか不具合がないのであれば、「乗り換える時にスマホを買わなくていい」というのはすごく経済的で、月々のスマホ代が劇的に安くなるのがメリットです。
具体的には音声通話SIMで↓これくらいの料金になります。
通信量 | 格安SIMの場合の相場 | 通話オプションの相場 |
---|---|---|
3GB | 1,600円/月+通話料 | 3分かけ放題 600円 10分かけ放題 850円 |
6GB | 2,200円/月+通話料 | |
10GB | 3,000円/月+通話料 |
月々のデータ量にもよりますが、高くても5,000円以下に抑えられます。データ量が少なければ2,000円以下でもスマホが使えます。
最新のiPhoneに乗り換えたい気持ちも分かりますが、まだ使えるんだら格安SIMも前向きに検討してみてください。
キャリア版 iPhoneで格安SIMに乗り換える手順
1.契約中にSIMロック解除をしておく
キャリアで販売されているiPhone6s・6s Plus以降のiPhoneは、SIMロック解除対象です。
ドコモ・au・ソフトバンク 3キャリアとも、分割払いは購入から101日目以降、一括購入なら即日SIMロック解除の手続きができます。
解約前にネット上から手続きすれば無料ですが、店頭で手続きすると3,000円必要です。
docomo | My docomo:無料 ドコモショップ:3,000円(税抜) |
---|---|
au | My au:無料 auショップ:3,000円(税抜) |
ソフトバンク | My SoftBank:無料 ソフトバンクショップ:3,000円(税抜) |
解約後だと3社とも店頭のみの受付で、docomo・ソフトバンクには解約日からの日数制限がありますし、本人じゃないと受け付けてくれません。
必ず契約中にネット上からSIMロック解除の手続きをしておきましょう。
2.2年しばりの更新月を確認する
格安SIMに乗り換えるなら、2年契約の更新月がベストです。更新月以外に解約すると解約金9500円+スマホ代の残債を支払う必要があります。
更新月は25・26ヶ月目の2ヶ月です。各社の確認方法は以下の通りです。
docomo | My docomoにログインして【ドコモオンライン手続き】の【ご契約内容確認・変更】を開いて、2ページ目の【ご契約プラン】で契約満了月が確認できます。 |
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au | My auにログインして【スマートフォン・携帯電話】から【ご契約内容/手続き】タブから【ご契約情報】を開く。【料金割引サービス】から【次回更新年月】で確認できます。 |
ソフトバンク | My SoftBankにログインして【更新期間】か【料金プラン】から確認できます。 |
3.MNP予約番号を発行する
キャリアで使っていたiPhoneを格安SIMで使う場合、ほとんどの人がMNP(ナンバーポータビリティ)して電話番号を引き継いで使うと思います。
その場合、格安SIMに申し込む前にキャリアでMNP予約番号を発行してもらう手続きが必要です。
手続きはiPhoneの場合、auとソフトバンクは店舗か電話で、ドコモだけネットのMy docomoからも手続きできます。
MNPには必ず手数料がかかります。ドコモが2,000円、au・ソフトバンクが3,000円です。手数料はMNPされて契約解除された翌月に、利用料金と合わせて請求されます。
店舗や電話だと、必ず引き留められます。「ポイントをくれる」とかあの手この手で引き留められますが、月額料金は絶対に格安SIMの方が安いので強い意志で断りましょう。
4.格安SIMに申し込む・開通手続きをする
あとは、MNP予約番号・有効期限・電話番号を入力して格安SIMに申し込むだけです。
SIMカードが届くまでに数日かかりますが、届くまでは元通りiPhoneが使えますから安心してください。
届いてから格安SIMのマイページ上で開通手続きをすると、電話番号が新しいSIMカードに移行して使えるようになります。
説明書が同封されているので、MNPの開通手続きは難しいことはありません。
データ通信もプロファイルをインストールするだけです。Wi-Fi環境のあるところならどこでもできます。
これで格安SIMへの乗り換えが完了です。やってみたら分かりますが、全然難しいことはありません。
キャリア版 iPhoneにおすすめの格安SIM
ドコモ・au・ソフトバンク版 iPhoneにおすすめの格安SIMを紹介します。
手持ちのiPhoneで格安SIMに乗り換える場合、スマホを選ばなくていいし、端末の値引きキャンペーンを比較しなくていいので分かりやすいです。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは月額料金は業界最安レベルで、3ギガプランの通話SIMで1,600円です。
通話オプションは、3分かけ放題・10分かけ放題、最大60分の無料通話・90分の無料通話の4種類から選べます。4つも通話に関するオプションがあるMVNOは珍しく、通話時間に合わせて節約ができます。
もうひとつ特徴的なのが、youtubeやApple Music・AbemaTVなど10コのエンタメサービス利用分がカウントフリーになるエンタメフリーオプションがあるところです。
料金は3ギガプラン以上の音声SIMなら480円/月です。
3ギガプランに3分かけ放題と、エンタメフリーオプションも付けて2,730円です。
LINEモバイル
LINEモバイルはデータフリーでLINEと主要SNS利用分が使い放題です。
月額料金は他の格安SIMより月々数十円程度高めな設定ですが、キャリアよりはかなり安いです。
コース名 | 高速通信量 | 価格 | カウントフリー機能 |
---|---|---|---|
LINEフリープラン | 1GB/月 | 1,200円 | LINE |
コミュニケーションフリープラン | 3GB/月 | 1,690円 | LINE |
5GB/月 | 2,220円 | ||
7GB/月 | 2,880円 | ||
10GB/月 | 3,220円 |
高速通信容量を使い切って速度制限が掛かっても、データフリーになる機能は高速通信できます。
LINEモバイルには、いつでも電話という通話料が半額になる専用アプリがあって、通常20円/30秒の通話料が10円/30秒になります。
月額880円で10分以内の国内通話かけ放題のオプションもあります。
3GBプランに10分かけ放題を付けても2,570円/月です。この金額でLINEと主要SNSが使い放題でかけ放題付きですから、キャリアとは大違いです。
UQモバイル
UQモバイルは格安SIMの中で通信速度の速さ・安定感がトップです。
他の格安SIMは、平日の通勤・帰宅時間や昼休みの12時台に、回線が混雑して通信速度が低下します。
それがUQ mobileの場合ほとんどありません。終日快適な通信速度で使えます。
キャリアから乗り換えても、通信速度の面でギャップを感じることは無いと思います。
プランは、5分かけ放題が付くおしゃべりプラン、無料通話の付くぴったりプランと、通話オプションのないデータ高速+音声通話プランがあります。
データ高速+音声通話プランは3GBのみで1,680円/月。おしゃべり/ぴったりプランの詳細は以下の通りです。
プランS | プランM | プランL | ||
---|---|---|---|---|
月額料金 | 1年目 | 1,980円/月 | 2,980円/月 | 4,980円/月 |
2年目 | 2,980円/月 | 3,980円/月 | 5,980円/月 | |
データ容量 | 2GB | 6GB | 14GB | |
通話 | ぴったり | 無料通話 60分 | 無料通話 120分 | 無料通話 180分 |
おしゃべり | 5分以内の国内通話かけ放題 |
キャリアでは5分かけ放題を使っていた人が多いと思いますので、おしゃべりプランのプランSかプランMがおすすめです。
注)iPhone7/7 Plus/8/8 Plus/Xは全てのキャリア版・SIMフリー版共にテザリング・メールサービスが利用できません。テザリングを使う方はご注意ください。
キャリア版 iPhoneにおすすめの格安SIM【まとめ】
安さとキャッシュバックならBIGLOBEモバイル、LINEやSNSをよく使うならLINEモバイル、通信速度で選ぶならUQ mobile、月額料金を抑えたいならIIJmioという感じです。
是非参考にしてください。