GRANBEAT(DP-CMX1)を買ってしまいました。
私がこれまで買ったスマホで一番高価な約9万円(私が購入した2017年5月20日時点の価格)の格安じゃないSIMフリースマホです(^o^)v
なんでこんなに高いのかというと、高音質なDAP(デジタルオーディオプレーヤー)機能を備えているスマホだからです。
実はGRANBEATを買う前に、ポータブルアンプのONKYO DAC-HA200、CHORD Mojoを買ってスマホと接続して音楽を楽しんでいました。
しかしどうも納得できずに最終手段のGRANBEATに手を出してしまったわけです。
GRANBEAT(DP-CMX1)のレビュー
GRANBEATの上部にはイヤホンジャックが2個あります。
右側が普通の3.5mmステレオミニジャックで、左が2.5mm 4極 バランス接続用のジャックです。バランス出力できるスマホは世界初です!
そんな音質に関することを書き出すとキリがないので、まずは前半でスマホとしてのGRANBEAT(DP-CMX1)のレビューを紹介して、後半で音質・ミュージックプレーヤーとしてのレビューを書いています。
スマホとしてのGRANBEAT(DP-CMX1)
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)機能
まず、GRANBEATはDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)のスマホです。
簡単に言うとSIMカードが2枚使えて、同時に待ち受け出来る機能です。私のメインスマホにはこの機能が必須です。
私も買う前に色んなレビュー記事を読みましたが、あんまりDSDS機能については書かれてなくて、勝手に「シングルSIMだからサブ機だな」と思っていたら、実はデュアルSIMで購入を決めました。
しかも、SIM2枚とmicroSDが併用できる仕様で、micro SDカードは最大256GBまで使えます。
内部ストレージが128GBあるので合計で384GBというすごい量のデータを保存できます。ハイレゾや高音質の音楽データをガンガン突っ込めます。
私は1枚がドコモのFOMA SIM、もう1枚がLINEモバイルのデータSIMです。
GRANBEATはSIMを2枚使う場合、SIM1にデータ通信に使うSIMで、SIM2に音声通話に使うSIMを使わなきゃいけません。
デュアルでGRANBEATを使う方は気を付けてください。
SIMスロットの手前側が1奥が2ですよ。
APNはデフォルトでイオンモバイル・DMM mobile・IIJmio・OCNモバイルONE・U-mobile・mineo・楽天モバイルがありました。
LINEモバイルは無かったので新規作成してデータ通信が使えるようになりました。
FOMAでの音声通話、SMS送受信もトラブルなく使えました。
シンプルなAndroidでアプリは少ない
Androidのバージョンは6で、非常にシンプルな仕様です。
ONKYOの音楽再生アプリ以外は、Google系のアプリ以外にプリインストールされているアプリはほぼ無いです。
メモリ(RAM)は3GBでCPUはSnapdragon 650(Qualcomm MSM8956)です。
Xperia X compactと同じ構成なんで動作はキビキビしています。
このCPUはミドルクラス向けですが、少し前のハイエンド機のCPU Snapdragon810に匹敵するレベルと言われています。
さらに、先述しましたが内部ストレージが128GBもあって余裕たっぷりです。
あれこれ普段使うアプリを入れて↑こんな感じです。
使っていてもたつきは感じません。
ディスプレイは5インチだけど厚み・重さが異次元レベル
ディスプレイサイズは5インチなんで、最近のスマホでは小さいほうです。
ただ厚みがすごいです。
数値で言うと11.9mmもあります。
Moto G5 Plusが9.7mmでたった2.2mmの差ですが、かなり厚みを感じます。
重さは234gで、Moto G5 Plusが155gです。
MotoでもZenfone3から替えたとき11gの差で「少し重いな」と感じましたから、Motoとの差79gは実際に持つとかなり重く感じると思います。
そして、5インチのGRANBEATと5.2インチのMoto G5 Plusが、縦横の大きさがほぼ変わらないというのも書いておきましょう。
具体的には横が2mm・縦が7.9mm小さいだけです。
厚さだと2.2mmで大違いなのに、この程度の小ささでは「ほぼ同じ」と感じるのが人間の感覚の不思議なところです。
指紋センサー無し・通知ランプが変な所にある
最近SIMフリーの格安スマホでも当たり前になってる指紋センサーがありません。
右側の電源ボタンを押さなきゃいけません。
コレが慣れないと小さくて指で探しにくいのが難点です。
「画面2回タップで電源ON」という機能がZenfone3・Xperia X compactにはあったんですが、GRANBEATにはありません。
今後のシステムアップデートに期待しています。
もう1点、通知ランプがなぜか上にあります。
「通知ランプは無いんだな」と思ってたら、こんなところが光ってて驚きました。
こんな場所に通知ランプがあるスマホ他に知りません。
まぁ、Moto G5 Plusは通知ランプがありませんでしたから、あることが分かればそこを見るようにするので良いんですけど、最初見つけたときは吹き出して笑ってしまいました。
GRANBEAT カメラはモードが豊富で意外と良い
カメラはアウトカメラが1600万画素、インカメラが800万画素です。
手ぶれ補正は付いてなくて、センサーはZenfone3と同じものだそうです。
発色が鮮やかでシャッターのレスポンスも良いです。
モードが【オート・HDR・ポートレート・風景・スポーツ・フラワー・バックライト・ロウソク・夕焼け・夜景・ビーチ・スノー】こんなにあって驚きました。
縦横比が4:3から変えられないのが残念です。
これまた、今後のアップデートに期待しています。私は3:2が好きです(^o^)v
音楽プレーヤーとしてのGRANBEAT(DP-CMX1)
GRANBEATの音質の良さは抜群です。バランス接続すると本当に良いです。
私はオーディオマニアでもないし、回路がどうとか再生フォーマットがどうとかそういう難しい事は分かりません。
ただ、良い音で音楽を聴きたくて色々試してはいます。
冒頭にも書きましたが、ポタアンのDAC-HA200、CHORD Mojoを買って音質の良さで定評のあるXperiaのX compactと接続して使ったりしてました。
音の響きがキレイで感動する
GRANBEATは格が違います。ひとつひとつの音がすごくキレイに聴こえます。
写真にとった松永貴志さんの「A Child is Born」という曲を始めて聴いた時、ピアノが凄くキレイに響き、周りのウッドベースとジャズドラムのブラシの音が凄くリアルでゾクッとしました。
ひとつひとつの楽器の音がきれいに分離して聴こえて、それぞれの音の余韻までが聴き取れます。
ジャズやクラシックを聴くとそれぞれの楽器の位置と音の重なり方よく分かります。
ノイズや音割れが全くない
私はGRANBEAT以外のスマホでは、ONKYO HPplayerアプリを使っていて、イコライザーの定番 Perfectが好きでした。設定については↓こちらを参考にしました。
参照:【高音質】スマホで音楽聴く時はONKYOアプリでイコライザ神設定がおすすめ!
このPerfect設定は臨場感が増してすごく気持ちいい音にしてくれるんですが、これをONにするとGRANBEAT以外のスマホだと音が割れるんです。
しかも結構頻繁に。
それが、GRANBEATだと音割れが全くありません。
もちろん同じ音源を再生しているし、イコライザーの設定も全く同じなんですが、不快な音割れが全くないです。
詳しい原理は分かりませんが、気持ちよく聴かせてもらってます。
ラインアウトが便利でスピーカーでも楽しめる
GRANBEATにはラインアウトモードというのがあって、タップひとつで最大出力で音を出してくれます。
スピーカーにPCから出力するのとは雲泥の差があります。
スピーカーと接続するケーブルを抜くと自動でOFFになるので、イヤホン・ヘッドホンを壊すこともありません。
使っているスピーカーはこちら↓
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イヤホン・ヘッドホンごとにボリューム設定を記憶してる
接続するヘッドホン・イヤホンによってボリュームを記憶してくれているようで、抵抗値が違う機器に差し替えた時にボリュームを調整する必要がありません。
イヤホンはSONY XBA-300(写真上)とSHURE SE535(写真下)をバランスケーブルにリケーブルして使っています。
ケーブルは、SHURE SE535がNOBUNAGA Labs 雷切 改、SONY XBA-300はLEFAというリケーブル専門店のG&V バランスケーブルです。
イヤーピースはコンプライのTsシリーズを使っています。
ヘッドホンは、ゼンハイザー HD599とオーディオテクニカ ATH-MSR7を使っています。
どちらも2万円台のイヤホンですから、GRANBEATの性能を引き出してるかどうかわかりませんが、個人的に満足しています。
ロック解除しなくても操作できる
本体側面に再生/停止・早送り・巻き戻しボタンがあるので、ロック解除しなくても操作できるのもGRANBEATの良いところです。
ボリュームは反対側にダイヤルがあります。
指紋センサーが付いていないので、もしサイドの操作ボタンが無かったら、再生・停止がいちいち面倒だったと思います。
ただ、持ち歩く時はロックしておかないと、ボタンが押されてしまって勝手にさいせいされるので注意が必要です。
GRANBEAT レビュー【まとめ】
スマホとしては及第点だと思います。
DSDSが使えて、シンプルでプリインアプリがほぼ無くて、動作はキビキビしていて、カメラも普段使いに十分な性能です。
私はスマホとして気に入らない点はないです。
仮に、デジタルオーディオプレーヤーが付いてなかったら高すぎると思いますが、この性能のスマホに高音質でバランス出力対応のDAP機能が付いているんですから妥当な値段だと思います。
ただ、重さ・厚さは他のスマホとは次元が違うので、プレーヤーとしての性能の良さと天秤にかけてよく検討してください。
日常的に持ち歩く物ですからよく考えてください。
格安SIMとのセットだと楽天モバイルがキャンペーンで59,980円で購入できます。
ちなみにONKYOのDAPでAndroid搭載モデルは↓こんな値段します。
これにスマホがプラスされているんですから、9万円してもおかしくないと私は思います。↓Amazonのレビューも非常に高評価です。私は買う前に全部読みました(^m^ )
GRANBEAT(DP-CMX1)は、スマホとDAP 2in1の唯一無二の端末だと思います。おすすめです!
DAC-HA200のレビューです。AndroidスマホのXperia X compactに接続して使っています。オーディオは素人ですが、2万円の出費に見合う音質の劇的な変化があるのかどうかの感想です。 人気のポータブルアンプ CHORD Mojoのレビューを紹介します。5万円以上するポタアンですから、価格相当以上の音質アップが体感できるか出来ないかが重要です。Mojoの購入を検討している方は参考にどうぞ
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