Moto G5 Plusは、2016年秋 Zenfone3が国内で発売される前 日本初のデュアルSIM・デュアルスタンバイSIMフリースマホとして話題になったMoto G4 Plusの後継機で、2017年3月31日発売です。
私は2016年10月のZenfone3の発売から約半年 メインのスマホとしてZenfone3を使ってきました。
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Zenfone3 国内版のレビュー 格安SIM+FOMA(ドコモ)で使用中
Zenfone3 国内版のレビューを紹介します。私は、通話はドコモのFOMA、データ通信は楽天モバイルのSIMカードを使っています。台湾版の並行輸入品より高いですが、技適マークも付いてるし安心です。
Zenfone3にはほとんど不満も不具合も無かったんですが、Moto G5 Plusがすごく気になったので買って試してみました。
現状でZenfone3とMoto G5 Plusで悩んでる方は是非参考にしてください。
Moto G5 PlusはZenfone3の比較
Moto G5 Plusの方がほんの少し大きくて重い
まず外観ですが、Zenfone3は背面も強化ガラス仕様で高級感があるのが特徴でした。
Moto G5 Plusは艶消しの金属ボディで安っぽさはありません。
それでも僅差でZenfone3に軍配が上がります。
写真ではほぼ同じ大きさにみえますが、若干数ミリですがMoto G5 Plusが大きく、数グラム重いです。
どちらも、背面カメラは少し出っ張っています。
私はどちらも出っ張り分くらいの厚さのケースに入れて使っています。じゃないと常にカメラが床や机に当たってしまうからです。
Zenfone3が指紋センサーが↑背面なのに対し、Moto G5 Plusは↓前面下部にあります。
Zenfone3を使ってる時は全然苦にならなかったし、「背面は指が自然に当たるから良い」と思ってたくらいです。
でもMoto G5 Plusを使ってみると、置いてる時にロック解除したい時、いちいち持ち上げなくて良いのはとても便利だと感じました。
この点はMoto G5 Plusの勝ちです。
Moto G5 PlusはSIM2枚+SDカードが使える!
Zenfone3で唯一気になってた点が、デュアルSIM機なのにSIM2とmicro SDカードのスロットが排他仕様で、SIMを2枚使うとSDカードが使えないという点です。
↓これがZenfone3のSIMスロット
Moto G5 Plusは、上面にSDカード、下面にSIMカード2枚という仕様です。
しかも軽く押さえるだけでしっかり固定されるので、スロットを挿すときにポロッと落ちるという事がありません。
よく考えられた作りで、Moto G5 Plusの圧勝です。
どちらも内部ストレージは32GBで、音楽や写真を保存しておくには心もとない量なので、SIMを2枚使っても、128GBまでのSDカードが使えるのはすごくいい点です。
私は、ドコモのFOMA SIM(左)とLINEモバイルのデータSIM(右)を入れています。
サイズはどちらもnanoです。
Moto G5 Plusはソフトキーの分表示が小さいけど…
Moto G5 Plusの設定をしていて一番気になったのが、画面下部のソフトキー(戻る・ホーム・アプリ履歴)の分だけZenfone3より表示が小さいという点です。
画面下部に指紋センサーを配置しているので「仕方ないか…」と思ってましたが、ワンボタンナビという設定で、指紋センサーへのアクションでソフトキーを代替させる機能がありました!
↑写真左が標準で、写真右がワンボタンナビを設定してソフトキーを消した状態です。
これでZenfone3と全く同じ表示サイズになりました。ワンボタンナビも慣れたら使いやすいです。
あと、デフォルトのホーム画面のランチャーではアプリアイコンの右肩に出るバッジが表示されなかったので、ZenUI Launcherをインストールして使っています。
だから表示がZenfone3と同じです。
レスポンスが早くて快適
Moto G5 PlusとZenfone3は、CPUは同じSnapdrago625のオクタコア 2.0GHzですが、メモリー(RAM)がMotoが4GBなのに対し、Zenfone3は3GBです。
この1GBの差なのか、レスポンスが速くて快適です。
半年使ったスマホと、買ってすぐのスマホという違いもありますので、今すぐ結論は出せませんが、Moto G5 Plusはブラウザのページ移動などテンポが良くて気持ちいいです。
Moto G5 Plusにはコンパスが無い
Moto G5 Plusにはコンパスが内蔵されていないので、手持ちで歩きナビを使おうと思うと、地図が進行方向を向かないのでとても不便です。
ある程度移動して、地図上のマーカーの移動した方向を確認しないといけません。コンパス付きのスマホに慣れていると、すごく不便だと思います。
ただ、車のナビとして使うには、問題を感じません。どのセンサーがコンパス機能を補完しているのか分かりませんが、ノースアップも進行方向を俯瞰で見る図も正常に表示されました。
私は歩きも車もスマホをナビとして使わないので全然気になりませんが、利用する人は気を付けた方が良いと思います。
Moto G5 Plusのカメラ レビュー
Moto G5 Plusのアウトカメラは1200万画素で、レンズのF値は1.7で明るく、デュアルオートフォーカス搭載でフォーカスが速いというのが売りです。
さて実際のところはどうなのか使ってみました。
風景
ちょっと淡い発色です。実際はもう少し青空も畑の緑も鮮やかです。
HDRをオートにしていたのでその関係かもしれません。
私は鮮やかな方へ色合いがデフォルメされるよりこっちの方が好みです。
食べ物
食べ物もやや淡い色合いになります。でも湯気の感じも写ってるし、青ネギや胡麻など細かいところまで描写されていると思います。
ホワイトバランスはオートじゃなくて太陽光にすると、少し暖かい色合いになります。
ボケ
F1.7だけあってキレイにボケます。
普通にオートでスヌーピーにタッチフォーカスしただけです。
とても自然なボケで、近くはシャープに遠くはソフトに上手く描写されていると思います。
オートでも露出をドラッグで調整できるのが良いです。
ピントを合わせたい被写体をタップして、太陽マークをドラッグすると簡単に露出補正ができます。これ地味ですがすごく便利です。
他にも家の中で子供を撮ったりもしましたが、手ぶれはするし動くからピントが合わないしでイマイチでした。Moto G5 Plusは手ぶれ補正が付いていないし、屋内は暗いので仕方ないと思います。
その点、外や明るい店内では、すごく自然な写りで使いやすいカメラだと思いました。
Moto G5 Plus Zenfone3 比較【まとめ】
ただ、Zenfone3の方が良い点はいっぱいあります。
Zenfone3の良いところ
- カメラの発色が自然だし、
- カメラのモード設定がいっぱいあって使いやすい、
- コンパスが付いているので手持ちナビも普通に使える、
- AndroidをASUSが使いやすくアレンジしている、
- 使うか使わないかは別として、プリインストールのアプリも豊富
「じゃ、なんでMoto G5 Plusにしたの?」という話ですが、SIM2枚とSDカードを両方使いたいのが一番です。
そしてバッテリーが長持ちするし、メモリが4GBなんで余裕があってレスポンスが良いです。
表側の指紋センサーが使いやすいです。
最大の理由は「新しいのを使いたい」、、、これが大きいです(^_^;)
Zenfone3は良くも悪くも人気の端末ですから、格安スマホユーザーで持ってる人が結構多いです。その点、Moto G5 PlusはZenfone3ほどメジャーな機種にはならないでしょうから、「人と違うスマホを持ちたい」という方におすすめです。
ただ、MOTOROLAといえばアメリカのイメージですが、今は香港のLenovoの子会社です(^_^;)
最後になりましたが、Zenfone3にあってMoto G5 Plusに無いのが、LEDの通知ランプです。
あれはスマホに触れなくても「何か通知がある」と気づかせてくれるのが良かったですね。
Moto G5 Plusはほんの少し動かしてロック画面を表示させて通知をチェックする仕様です。
ほんの軽くツンと触るだけでロック画面が表示されるので、慣れれば気にならなくなると思います。