AQUOS R compactはシャープのSIMフリースマホで、日本独自機能 三種の神器「防水・おサイフケータイ・ワンセグ」対応で、一般価格は67,800円。
価格は高いですがスペックはミドルハイクラスです。
SIMフリースマホでも防水対応の機種はかなり増えてきましたし、おサイフケータイ(FrliCa)対応も少しずつ出てきました。でもワンセグまで3つとも揃ってるスマホは非常に少ないのが現状です。
そんな希少な存在のAQUOS R compactを「防水・おサイフケータイ・ワンセグ以外のところ」でレビューします!
アドバンテージのある機能で評価してもしょうがないですからね(^_^;)
AQUOS R compactのスペック・価格
基本スペック・サイズ
ディスプレイ | 4.9インチ フルHD+ ハイスピードIGZO |
CPU | Snapdragon 660 |
---|---|---|---|
メインメモリ | 3GB | ストレージ | 内蔵:32GB SD:400GBまで |
メインカメラ | 1640万画素 | インカメラ | 800万画素 |
一般価格 | 67,800円 | 発売 | 2018年1月下旬 |
サイズ | W66×H132×D9.6 mm | 重さ | 約140g |
特徴 | docomo系 au系対応・指紋センサー(前面)・防水・おサイフケータイ・ワンセグ |
普段6.2インチのZenFone5を使っているので、AQUOS R compactの4.9インチはすごくコンパクトに感じます。重さもZenFone5より25gくらい軽いです。
ただ厚みは9.6mmあるので最近のスマホのなかでは「かなり厚い方」です。
でも、この厚さが程よく手にフィットしていい感じでした。最近の薄いスマホより安心感があります。
背面パネルは最近流行りのガラスではなく、傷がつきにくいハードコーティングパネルです。しっとりしていて滑りません。チープさは全然ないし、良いデザインだと思います。
指紋センサーは前面ディスプレイ下です。反応は速いしエラーも少ないです。
USB端子はType-Cで、イヤホンジャックは上部左側にあります。
防水性能はIPX5/8なので、SIMスロットにもしっかりパッキンが付いています。
AQUOS R compactの良いところ
スペックが高く動作がサクサク
AQUOS R compactはチップセットに性能の良いSnapdragon660を搭載しています。メモリ(ROM)は3GBですがベンチマークのスコアは上々です。
ZenFone5(Snapdragon636 メモリ6GB)が125335でしたのでほぼ同じです。
使っていてもサクサク動いてレスポンス良いし、スクロールでカクカクしたりもたつくこともありません。ただ、欲を言えばメモリ(ROM)4GB欲しかったかな、、、(^_^;)
ディスプレイがすごくきれい
シャープの十八番 IGZOディスプレイは本当に綺麗です。正直そこまで期待してなかったんで驚きました。精細で発色も良くて、動きが滑らかですごく好印象です。
なめらか倍速表示
なめらか倍速表示を設定すると、スクロールした時の残像が抑えられるのでくっきり見やすくなります。
ロック画面の写真がすごくきれいで、電源ボタンを何度も押していっぱい観ちゃいました。
リラックスオート機能
最初セットアップした時「画面が黄色っぽいな」と思ったんですが、時間が夜10時過ぎててリラックスオート機能が作動して目に優しい画質に切り替わっていたせいでした。
コンパクト&軽量だけど表示エリアが広い
AQUOS R compactのサイズはW66×H132×D9.6 mmです。4インチのiPhoneSEと比較すると↓こんな感じです。
外観はAQUOS R compactの方がひと回り大きいだけですが、AQUOS R compactはベゼル(枠)が狭いので画面の表示エリアはかなり大きいです。
解像度もAQUOS R compactの2,032×1,080とiPhoneSEの1,136×640で大きく違います。
iPhoneSEを久しぶりに使うと「ひどく画面が小さい」と感じますが、AQUOS R compactはiPhoneSEほど小ささが気になりません。
重さも140gと軽くてポケットに入れてて気にならないサイズ・重さです。
コンパクト・軽さと表示エリアの大きさがちょうど良いバランスで両立してると思います。
スクリーンショットがワンタッチ
些細な点ですが、スクリーンショットが画面上部を右から左に指でなぞるだけで保存できます。
これが結構便利です。
他のAndroidスマホだと電源ボタンと音量下げるボタンを同時押しなので、持ち替えて両手使わないといけませんがAQUOS R compactは片手でスクショが取れます。
AQUOS R compactの悪いところ
カメラの性能がイマイチ
カメラは正直言ってイマイチです。写真がiPhoneやZenFome5・ZenFone4カスタマイズモデルと比べて見劣りします。
ローストビーフ丼ですが、卵の白身が白飛びしているのがまずきになりました。肉やソースの色は鮮やかなんですが、陰影が弱くて立体感が少ないです。
紫陽花の花の色はキレイなんですが、陽ざしが当たってるところとのコントラストが強すぎて不自然です。
iPhoneSEと比較
上がAQUOS R compactで下がiPhoneSEです。
同じ位置から撮ってますがレンズの画角の違いで写ってる範囲が違うのはご容赦ください。
iPhoneSEの写真の方が美味しそうに見えますよね?葉っぱの緑の色も自然です。AQUOS R compactの写真の方は陽ざしの明るさに引っ張られて全体的に白っぽくなっています。
ZenFone4カスタマイズモデルと比較
上がAQUOS R compactで下がiPhoneSEです。
AQUOS R compactの写真の方は、花の色は良いんですがディティールが潰れちゃってます。それと陰影が弱いので奥行が感じられないノペッとした写真になってしまっています。
シャッターのレスポンスは良いし、手振れもしにくいんですが発色がイマイチなのが致命的です。
性能の割に価格が高い
AQUOS R compactの割引前の価格は67,800円で性能のわりに高いです。
ASUS・HUAWEIなどと比べると料金設定が高めです。AQUOS R compactと同じチップセットのSnapdragon660でメモリ(ROM)6GBのASUS ZenFone4は49,800円(発売当時は56,800円)です。
一般価格は67,800円ですがキャンペーンで安くなるので「防水・おサイフケータイ・ワンセグ対応」のSIMフリースマホを探してる方ならAQUOS R compactはおすすめできます。
IIJmioのキャンペーン価格
「IIJmioのキャンペーンでAQUOS R compactがいくらになるのか?」という話ですが、一括 49,800円・分割 2,100円×24回で、音声通話SIMとセットならAmazonギフト券 10,000円分プレゼントで実質39,800円です。
割引前の一般価格が67,800円なので41%OFF 28,000円引きで購入できます。
その他AQUOS R compactを扱っているMVNOの価格は以下の通りです。
楽天モバイル | BIGLOBEモバイル | DMMモバイル |
---|---|---|
キャンペーン価格 一括49,980円・分割 2,082円×24回 |
キャンペーン価格 2,400円×24回 |
一括64,800円・分割3,444円×24回 |
楽天モバイルのキャンペーン価格とIIJmioとほぼ変わりませんが、IIJmioは1万円分のAmazonギフト券キャッシュバックがあるのでIIJmioの方が実質1万円安いです。
BIGLOBEモバイル・DMMモバイルは比較にもなりません。
AQUOS R compact レビュー【まとめ】
AQUOS R compact(SH-M06)は、カメラはパッとしませんが、基本スペックが高くディスプレイが良いスマホでした。
それに、忘れちゃならない「防水・おサイフケータイ・ワンセグ」が付いているわけですから、割引前の67,800円という価格も妥当なのかもしれません。
「この価格のスマホが実質39,800円ならアリ」だと思います。
それでも「ちょっと高い」と思う方は、ワンセグ機能は付いていませんがAQUOS R compactの次(2018年6月22日)に発売されたAQUOS sense plus(SH-M07)がおすすめです。
チップセットがワンランク下がりますがメモリ(ROM)は3GBで、防水・おサイフケータイ対応、一般価格は42,800円です。
これもIIJmioのキャンペーンで一括 36,800円・分割 1,580円×24回で、音声通話SIMとセットならAmazonギフト券 5,000円分プレゼントで実質31,800円です。
いずれにしても、現時点で防水・おサイフケータイ対応のSIMフリースマホは「AQUOS R compactかAQUOS sense plusの二択」なので、どっちが自分に合ってるかよ~く考えて決めてください。
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